亀有大好き

東京下町育ちの日記です^_^

一人のお母さん

 

私のお母さんはシングルマザーでした。十年前に再婚して今は私にとって二人目のお父さんがいます。

その前までは離婚してからの約7年間、女でひとつで私を育ててくれました。この7年の間には本当に数え切れないくらいの思い出で溢れています。まず、あまり裕福ではなかったので母は毎日あくせく働いていました。

それでも私にさみしい思いをさせないように一緒に過ごす時間を必ず毎日作ってくれていました。中でも一番印象に残っているのはスケッチブックです。何か楽しかったり、特別な出来事があったりした時はスケッチブックに折り紙やシールなども使いながら、絵で思い出を日付とともに記録していました。他の普通の家庭では普通なことでも貧しかった私たち家族には特別なことでした。

例えば、母と一緒に近くの公園まで散歩をしたりしただけでも私にとっては立派なお出かけでした。また、母は物事を特別にする天才で遠くに行くお金がなくてアパートの公園にしか行けなくても、そこに敷物を持って行ってお弁当を食べてプチ遠足にしてくれたり。

そんな母と過ごした七年間のおかげで今私は、どんな小さいことでも幸せに感じることができています。
これから先自分に子供が出来ても、母がしてくれたように、何気ない日常を特別な瞬間にしてあげたいです。

今、母は実家の近くの老人ホームにペットと一緒に入っています。。。そんな母を大切にします。